無線モジュール用同軸ケーブルの紹介

A、一般的な無線モジュールの種類

無線モジュール内部に取り付けるケーブルのため外形の細いケーブルが好まれます。
モジュール側のコネクタ次第になりますが、一般的には1.13~1.37φの極細同軸ケーブルが好まれます。

1.5D-HQ.SUPERは極細同軸コネクタの取り付けはできません。このケーブルはアルミ箔が絶縁体の上に巻いているのですが、固定個所では問題なく使用可能ですが、曲げ伸ばしを頻繁にすると性能が悪くなりますので取り扱いには注意が必要です。
モジュール側のコネクタがMCX/MMCXの場合に使用できるケーブルになります。

下記以外にもRG178及びRG174,RG316などのRGケーブルを使用する場合があります。

推奨ケーブル 外形 内部導体 温度特性 減衰量目安(dB/m)
1GHZ 2GHz 3GHz 6GHZ
1.5D-HQ.SUPER 3.0φ 7/0.2 -40~105℃ 0.7 1.0 1.2 2.0
1.48φ 1.48φ 7/0.102 -40~180℃ 1.5 2.2 2.8 4.2
1.37φ 1.37φ 7/0.102 1.5 2.2 2.7 4.3
1.32φ 1.32φ 7/0.08 2.0 2.9 3.6 5.2
1.13φ 1.13φ 7/0.08 2.0 2.9 3.6 5.2
0.81φ 0.81φ 7/0.05 3.1 4.7 5.8 9.4
下記は参考データになります。
RG178 1.8 7/0.102 -40~185℃ 1.5 2.3 2.6 3.5
RG174 2.5 7/0.102 -40~185℃ 1.2 1.5 2.3 3.8
RG316 2.4 7/0.170 -40~185℃ 1.1 1.45 1.8 3.0

※上記数字は参考程度で閲覧ください。詳細は各ケーブルメーカーなどにお問い合わせください。

1.5D-HQ.SUPER:温度特性、遮蔽性、高周波特性に優れています。

極細同軸ケーブル1.48~0.81:内部配線用として優れているケーブルです。